子連れでベトナム:予防接種はどうしよう?




ベトナムに行くけど、予防接種どうしよう・・・と悩むことがあるかもしれません。

ベトナムに行く際、必要な予防接種は何か?子供はどうすればいいか?などについて、まとめてみました。

我が家の体験談も記してあります。

【2018年9月、11月 追記しました】

ベトナムに行く際に推奨される予防接種

厚生労働省検疫局によれば、ベトナムに行く前に接種しておくことを奨励されるワクチンは以下の表のとおりです。

複数の予防接種を、種類によっては、2~3回接種する必要があるので、渡航の予定がある場合には、なるべく早く病院で相談する必要があります。

ただし、海外渡航まで日程があまりない場合は、医師が必要と認めた場合に限り同時接種もできるようです。

予防接種の種類感染経路
① 麻疹・風疹空気、飛沫
② 日本脳炎
③ 破傷風土壌
④ A型肝炎飲食物
⑤ B型肝炎血液、体液
⑥ 狂犬病動物

短期旅行の場合

ワクチン接種による十分な効果を得るためには、出発の4~6週間前までには打っておく必要があります。

長期滞在の場合

短期と同様ですが、もし日本で接種が終わらなかった場合(追加接種の分が間に合わなかった等)には、ベトナムの病院でも接種は可能です。

参考:外務省 各国・地のワクチン接種医療機関等について

必要な予防接種は計画的に

予防接種を受けるか受けないかは、全て自己の判断によります。

短期の旅行でも念のためにやっておこう、という人もいますし、長期滞在でも、日本で予防接種を全くしてこない人もいます。

健康の確保は自己管理なので、お医者さんと相談しつつ、自分に何が必要なのかを考えて、必要だと思うものについては接種を済ませておきましょう。

世代別予防接種の必要の有無

次は、世代別の予防接種の必要の有無についてです。

子供(小、中、高校生)の場合

ベトナムに子供を連れていく場合、予防接種は何を受けさせればよいでしょうか。

上表にあるもののうち、①麻疹・風疹、②日本脳炎、③破傷風に関しては、定期予防接種(日本の子供が出生時から幼少期にかけて打つことを奨励される無料ワクチン)に含まれているので、もしそれらをスケジュール通りにこなしているのであれば、渡航前に特に追加で打つ必要があるものはありません。

ただし、乳幼児の場合はこのルーティーンが全て終わっていない可能性があるので、母子手帳を確認しつつ、まだ打っていないワクチンについて医者にどうすべきか相談することが必要です。

大人の場合

20代前半までの人で、日本で育った方であれば、幼少時に定期予防接種を打っているので、①麻疹・風疹、②日本脳炎、③破傷風に関しては抗体が有効のようです。

しかし、20代半ば以降の大人であれば、抗体が既になくなっているので、必要と考えるものについては予防接種が必要です。

我が家の場合

今回の我が家のベトナム滞在にあたり、子供のかかりつけ医に聞いてみました。「予防接種、何をしておくべきですか?」

先生いわく、最も注意しないといけないのは日本脳炎だとのこと。あとの肝炎とかは、「まあ大丈夫でしょう」というような感じでした。

なので、日本脳炎の接種状況を確認したところ、

  • 長女:定期予防接種はすべて済んでいるので、接種の必要なし。
  • 長男:日本脳炎の追加接種が済んでいなかったので、1回接種しておく。

ということになりました。

なお、私は以前(20代半ば)、仕事でベトナムに行くときに、確か①②④⑤を打ちました(両腕に2本ずつ同時接種)。

その際の費用は会社負担でしたが、今回は完全に自費になるので、特に何も接種しないで行く予定です(節約節約)。

【2018年9月追記】

現地に行ってわかったのですが、日系クリニックである「ロータスクリニック」では、上記のような一般的に推奨されている予防接種を継続して受けることができるとの事。

もし、日本で予防接種のスケジュールが終わらなくても、引き続きハノイで受けることができる点で安心です!。

参考:Lotus Clinic Hanoi

ベトナムに住んでいたときに、知人がかかったことのある病気

さて、予防接種で抗体をつけられた病気はいいとして、では、現地でかかりやすい病気は何でしょうか。

私が以前ベトナムに住んでいた約7年間で、知り合いが罹ったことのある病気は、

  • 風邪
  • 食中毒

そして、その他。

ずばり・・・寄生虫です。

例えば、日系企業で働くお父さんが、健康診断で検便をしたら寄生虫が出た。

だから家族も調べさせたところ、家族全員虫がいたという結果に。

その人曰く、おそらく、野菜からではないか?とのことでした。

そのご家族はその後、みんなで仲良く虫下しの薬を飲んだそうです。

ベトナム人は、半年に1回などのペースで虫下しを飲んだりします。

わが子も、日本に帰ってきたら飲ませようかな、と思っています(小学校で行われる定期健康診断で、ぎょう虫検査、2016年から無くなっちゃったんですよね)。

まとめ

以上、ベトナムに行くときに注意すべき病気と接種が奨励されているワクチンについて、我が家のケースも含めてまとめてみました。

大人ならまだしも子供の病気となると、避けられる手段があるのなら避けておきたいところです。

予防接種はそのリスク管理の1つなので、ベトナムへ行く前にしっかり確認しておきたいですよね。

また、予防接種よりも重要なのは、海外旅行傷害保険に加入しておくことかもしれません。

なぜなら、仮にA型肝炎やデング熱等に罹ってしまった場合は、海外旅行保険を持って現地の病院に行けばいいからです。

なので、海外旅行傷害保険にはしっかり加入しておきましょう。

【2018年11月追記】

2018年10月、日本人学校でも、デング熱に罹患した児童がいると注意喚起のおたよりが来ました。

いずれにせよ、現地で注意すべきこととして、

  • 蚊に刺されない
  • 生水、生野菜に気を付ける(これが難しいんだけどね)
  • 犬には近寄らない(ベトナムで犬に咬まれた経験あり)

ということに気をつけるのが、大きな病気リスクを減らすことにつながります。




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