大家さんたちが家に来て夕ご飯たべた日。
ソファに座ってくつろいでた大家さんが、いきなりバッと飛び起きた。
机においてあった息子の三角定規を両手にもって、何かを挟もうとしている・・・!
それを見ていた私、「なーんだ虫か」と思い、ティッシュでつぶそうとしたら、
「絶対触っちゃダメ!!」
という声が飛んできた。
ものものしい雰囲気で大家さんが処理。そして、虫がとまってたソファカバーをはずして、外でバタバタ・・・
なんだかずいぶん大事なんだけど、事態がつかめない私。
一通りの処理が済んだあと、大家さんが言った。
「これ、kiến ba khoangっていうの。あぶないから絶対触っちゃだめだよ」
キエン・バー・コアン。日本語で直訳すると、「3つの区切りをもった蟻」って意味らしい。
ググってみると・・・なんとまあ、赤と黒の毒々しい蟻だ!
その画面を子供達に見せると、息子、なんてことはない、と言った口調で、「アオバアリガタハネカクシでしょ?」
・・・え?なんで知ってるの?ってか、よくそんな早口言葉みたいなの覚えられるな
どうやら、学校の校庭にいっぱいいるらしい。
・・・え?それって大丈夫なの?なんか2度びっくりだよ。
学校で、「これを見ても絶対触っちゃだめ」と教わったんだそうです。
やけど虫=アオバアリガタハネカクシ
この蟻、通称「やけど虫」というらしい。
この蟻が出す黄色い体液が肌に触れると、ひどい皮膚炎を起こすそうです。
ネットで調べると、その症状の写真がいっぱい載ってるんだけど、そもそもこんな蟻がいるなんて知らなかった!
そして、こんな危ない蟻が家に入ってくるなんて・・・
うちはアパートの6階なんですが、「ハネカクシ」の名のとおり羽を持っているので、それでも余裕で入ってこれるということ。
上の階に住んでるからって、全く油断はできないようです。
ちょっと調べてみたら、日本にもいて、どうやら湿気の多い時期によく出てくるとのこと。
いろんな虫が入ってこないように、夜はなるべく窓を開けないようにしよう、と思っていたところだったのですが・・・
息子がやけど虫を手でつぶした・・・!
そんなこんなのあとで。
数日後の夜、私が台所にいた時、息子が「えい!こら!」と机をバンバン叩いている音が。
私は、またなんか、小さな虫(よく家に出てくる)を退治しているのかな~と思っていたら、
息子:「アオバ手でつぶしちゃった!」
えーーー!!?? 見ると、テレビボードの上に、動かなくなったやけど虫がいる!!
私:「なんで手でやったの~!?」
息子:「小さくてよく見えなかったから、何か分からなかったんだもん・・・」
確かに、思っていたよりずっと小さかった。
体長5mm程度。この間の時は、実物を見る前に大家さんが処理したから見てなかった。
これじゃあ、よく見る間もなく、払いのけてしまったりするかも・・・。
とにかく息子に何度も何度も手を洗わせたのですが、これでいいのか!?
・・・ひどい皮膚炎になったらどうしよう・・・と心配でなりませんでした。
ネットを調べてみると、症状が出てくるのは6-8時間後ということ。
とにかく今はできることがないので、今日は寝かせて、朝まで様子をみるしかない。
次の日。幸い、手の平はなんともなっていませんでした・・・。
あーほっとした><
つぶした時に、体液が出てなかったのがよかったのかな?
とにかく、虫がいても、なんでもすぐ素手で叩いちゃいけないね、ということを再確認しました。
やけど虫の被害にあわないために
ベトナムではどこにでもいて、アパートの高層階でも入ってくるこの羽アリ。
どうしたら被害が防げるのでしょうか。
ベトナムのサイトを調べてみたら、以下のようなことが書いてありました。
- 窓には網戸をつける。(私注:網戸つきの窓なんて見たことないけど)
- 夜に窓をあけない。
- 洗濯物を取り込むときは、よくはたく。
- 体にくっついていたら、慌てて手で払わず、紙などで払う。
- 処理したあとはよく手を洗う。
- 家の周りは清潔に保つ(観葉植物の土にも注意)
家に2回も入ってきたということは、うちの周りにも相当数いるということです。
なので、私ももっと注意していかないといけないと思いました。
それにしても、学校の校庭にたくさんいる、というのが気になります。
体育の授業では、「おしりついて座らないで-」と言われることがあるそうですが、今まで被害はなかったんでしょうか・・・。今度聞いてみなきゃと思います。
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